この夏、昭和17年製造の電車くん「653号」が走った!

news20150909

広島は台風18号の影響が殆どないものの、朝から雨が降ったり止んだりのお天気です。
そんな今日は、ちょっと地味めですがどうしてもみなさんにご紹介したい話題です。

この電車は「被爆70年プロジェクト」(企画:広電 RCC )として当時の姿に復元(塗装)された車両です。床面は板張りで扉も木製で、昭和レトロ感いっぱいです。実際の走行も可能なほどに整備されているようすで、それもそのはず2006年まで現役で運行されていました。1942年(昭和17年)に製造され19458月に被爆で大破したのち同12月に復旧してからですから、実に60年ほど勤労された貴重な電車くんですね。引退してから広電の車庫に10年近く保管されていたと言いますから驚きですよね。

この653号は期間限定での運行でしたが(830 が最後)、他にも651号と652号の2台は被爆電車でありながら現役で今も広島の街を走り抜けている模様なのであります。どこかで電車くんの元気な姿をを見かけたら、心の中でにそっとねぎらいの声をかけてあげましょうね(^^)